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「石見の秋シリーズその1」 初秋の益田~高津川・益田海岸~

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《高津川にかかる秋の月》

今年の夏は、集中豪雨から始まり、猛烈な酷暑、大型台風や地震等による災害などが集中的におきた異常づくめの季節でした。
今現在も多くの方々が復興に取り組まれていますが、心よりお見舞い申し上げます。
一年の後半は、おだやかな季節でありますよう祈念いたします。

今回のキラリ!石見の光と風は、「石見の秋シリーズ」として、全3回にわたって秋の風景を紹介します。
その1では、石見の初秋の兆しを、高津川と益田海岸の風光を通して感じてみてください。

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《流鏑馬(やぶさめ)》
毎年9月1日に、人麻呂神社の祭り(八朔祭)が執り行われます。
この祭りの目玉のひとつが、流鏑馬神事です。毎年、500人ぐらいの観覧者でにぎわいます。

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《高津川と月》
高津川にかかる高角橋は、高津川にかかる橋の中でも最も有名な橋のひとつです。
橋の上空にかかる秋の名月が市民の目を楽しませてくれます。

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《早朝の出漁》
9月に入ると、上流から鮎が下ってきます。
この鮎のことを“落ち鮎”と呼びますが、落ち鮎は、漁師にとっては最高のチャンスになります。

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《丈高漁(たけだかりょう)》
竿を川面に叩きつける音で鮎を網の方へと追い込んでいく、高津川独特の伝統漁法・丈高漁は、2人1組で行います。
現在、国内で丈高漁を行っているのは、1組のみとなりました。

丈高漁 飯田橋
《丈高漁と飯田橋》
飯田橋を中心とした地域が、丈高漁を行っています。
かつては、10組程度の専業漁師がいたそうです。

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《網にかかった鮎》
写真に写っているような良形の鮎が、1回の網で捕ることが出来ます。
捕れた鮎は、漁協を通じて、鮮魚店や飲食店などに出荷されていきます。

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《大浜漁港の出漁》
大浜港は、西石見最大の漁港です。
イカ漁の船たちは、夕方5時前に出港していきます。

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《大浜港の夕映え・その1》
大浜港は、県内外の観光客なども集まるスポットになっています。

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《大浜港の夕映え・その1》
魚釣りや、夕陽をながめて石見の景観を楽しみ人たちが、秋になると共に増えていきます。

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《落日・その1》
益田海岸の夕陽は、県内でも有名です。
日本海に沈む夕陽を写そうと訪れるカメラマンも多くなってきています。
この場所は、漁火の撮影スポットとしても素晴らしい場所になっています。

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《落日・その2》
持石海岸では、観音岩や砂浜を取り入れて撮影するカメラマンも多いです。
海岸の良スポットは、県内外のカメラマンたちからも好評を得ています。

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《ダルマ夕陽》
“ダルマ夕陽”は、夏と秋の季節の変わり目に見ることができ、そろそろ出現する時期になります。
海面の状態や気象条件などのコンディションがよい時でないと見ることが難しいです。
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奇跡の花「大賀ハス」ベスト13景~益田・スクモ塚古墳のハス池~

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見頃を迎えたハス池の様子

今から約2000年前のものとされるハスの実からよみがえった古代ハス「大賀ハス」が、益田市久城町の国史跡・スクモ塚古墳そばの池で見頃を迎えています。
2001年に、出雲市の荒神谷史跡公園から5株を貰い受けた地元住民たちでつくる、久城伝承文化顕彰会が育てています。

なお、「大賀ハス」の名の由来は、千葉県の遺跡から出土したハスの種子を育成した大賀一郎博士にちなんだもので、「2000年ハス」とも呼ばれています。

フォトクラブ高津川21では、6月26日から7月11日までの期間、早朝から午前9時ごろの時間帯を狙って撮影を続けてきました。
今回は、撮影してきた約300コマの中から厳選した13景をご紹介します。
2000年の時を超えた奇跡の花、悠久のロマンを伝える大賀ハスの旬の姿をお楽しみください。

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早朝6時30分頃、開花した花をめがけて虫たちが食事に集まってきます。

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早朝7時頃、朝日を受けた花たちの姿が美しいです。

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開花4日目。大賀ハスは短命で、4日目の午後には落花します。
「有終の美」は、早朝に観ることが出来ます。

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開花1日目。花芯が黄色のハスは、明るく、若々しい姿でとても美しいです。

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開花3日目。花心に緑色が混じるハスは、実に凛々しく見えます。

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開花1日目。この日の撮影は、朝から小雨でしたが、水滴と葉の緑が美しさを引き立ててくれました。

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早朝6時頃。開花前のつぼみには、妖艶な美しさが漂います。

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5日目の散花したハチ巣の状態も、美しく魅力的です。

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ハス池には、様々な種類の虫たちが集まります。
この日は、交尾するシオカラトンボの姿を撮影することが出来ました。

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雨の日に撮影できた光景。

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いよいよ終焉を迎えた、開花4日目のハスの表情。
花心が少し悲しそうに見えます…

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開花2日目と4日目のハスの姉妹。

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開花1日目、午前7時10分。
光線によって美しさが倍増しました。

(写真提供全て・フォトクラブ高津川21)

初夏の宵に楽しむ「幻想の世界」絶景~益田地方のホタルの名所・二条川~

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数年前、「キラリ!石見の光と風」にて、ホタルの名所・沖田川のホタル乱舞の様子をご紹介しましたが、今年は高津川水系のひとつ二条川のホタルをご紹介します。
元々、二条川は地域最大のホタルの名所として知られていましたが、一時期、厳しい状態が続いていました。しかし今では、地元の地区住民が二条地区振興センターの音頭にあわせて環境を整え、再びホタルの名所としての兆しが見えてきたようです。

今回掲載する写真を撮影するため、フォトクラブ高津川21の吉﨑佳慶会長は、5月後半より周到な準備を整え、ホタルの乱舞が始まる6月2日から6月4日まで、毎夜、現場に赴いてくれました。
ちなみに撮影は、F1.4の明るい50mmレンズを装着したデジタルカメラを使い、ASA感度500で60秒露光で行ったそうです。
闇夜に浮かぶホタルの乱舞の様子をお楽しみください。

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ホタルの成虫は、長くても7日から10日間の命です。
絶滅の危機が近づいている貴重な生き物です。

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無数のホタルが、闇の中に様々な光跡を残して、幻想の世界へ誘います。

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ホタルはとてもデリケートな生き物で、音などにも敏感です。
鑑賞する際は、静かにしてあげるのがマナーです。

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遠くの民家の光が、幻想の世界をひときわ盛り上げます。

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公民館は、夜遅くまでホタル祭(6/9)の準備に忙しそうです。

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午後8時30分頃には、二条川の水面がブルーに輝いて、ホタル同士の交信が盛んになっていきます。
まさに圧巻の景観です!

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二条川の1キロメートルにわたる範囲には、無数のホタルが生息して、田舎の風景に溶け込みます。
撮影した日は、夕焼けが花を添えてくれました。

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川などが汚染されると、ホタルの幼虫の餌となるカワニナが生存できなくなrます。
これからもたくさんのホタルの姿が見られるよう、環境を大切にしたいです。

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田んぼ地帯を流れる川は、黄緑色に輝いています。
フォトクラブ高津川21の吉﨑会長は、「感動の3日間でした」と感想を述べられていました。

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益田地域最高のホタルの名所をご紹介しました。
みなさま、如何だったでしょうか?

(写真提供全て・フォトクラブ高津川21)

薫風を泳ぐこいのぼりの絶景~江津・益田・津和野~

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5月5日は端午の節句の日。子どもの人格を重んじ、その幸福を願う日です。
厳しい低温と積雪に悩まされた冬が去り、今年は春が短く、一気に早い初夏を迎えました。石見地方の各地でも、4月下旬から5月5日にかけ薫風が吹きしきり、鯉のぼり・新緑・さまざまな花の開花が満喫できるシーズンとなりました。

今回、江津市川戸、益田市の県立万葉公園や匹見川の白岩地区、津和野の県立公園・青野山、旧左鐙小学校の広場の鯉のぼりの様子をご紹介します。

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津和野町耕田の麓耕(ろくごう)地区は、青野山と共に島根県立公園です。
100匹の鯉のぼりが、青野山や農家の鯉のぼりと融和して絶景を演出しています。

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近くには県有数の茶園が多くあります。
そのひとつ秀翠園では、八十八夜(5/2)に新茶摘みツアーが開催され、県内外から多くの人が集まりました。

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青野山、100匹の鯉のぼり、青い空、ツツジ、茶畑、そして、赤い石州瓦のコントラストは、1枚の絵になります。

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棚田の上空を、薫風にのって心地よさそうに泳ぐ鯉のぼりたち。

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水が張られた田に映る鯉のぼりの光景は圧巻です。

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2年前に廃校となった左鐙小学校の跡地は、貴重な地域のセンターとして活用されています。

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週末の土曜日、日曜日には、多くの親子が集まり、センターの広場は活気がみなぎります。

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美しい芝生の上に映し出された、元気に泳ぐ鯉のぼりのシルエット。

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県立万葉公園の上空を泳ぐ100匹の鯉のぼり。「天空の鯉のぼり」として評判です。

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万葉公園を訪れた保育園児たちの嬉しそうな光景に心が踊ります。

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高津川水系の匹見川(白岩地区)。
日本一の清流を泳ぐ鯉のぼりに癒やされます。

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中国太郎の異名をもつ江の川。
桜江町川戸地区では、2本のワイヤーロープが張られ、80~100匹の鯉のぼりが泳ぐ豪快な光景が広がります。

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「えんこう祭」は、川戸地区に500有余年つづく祭。
毎年5月5日の端午の節句に行われる水神祭です。
※ちなみに、「えんこう」とは河童の事です。

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「えんこう祭」神事は、多くの地区の親子などが神社に集まって開催されます。
当日は、子ども神輿が町内を練り歩きます。

(写真提供全て・フォトクラブ高津川21)

雪の小山を見るような大平桜に感動!

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《今年の「大平桜まつり」のポスター。まつりの当日まで散らないで欲しいですね!》

国の天然記念物に指定されている浜田市三隅町矢原の「三隅大平桜」が、例年より1週間ほど早い3月30日に満開を迎えました。
大平桜は、エドヒガンザクラと山桜の特徴が混じった、大変貴重な品種です。推定樹齢は690年。根元周囲5.38メートル、樹高17.0メートルという巨木です。花は白色で、満開時には枝ぶりの雄大さから、あたかも雪の小山を思い起こさせます。

今年は、夜間のライトアップに使う光源を、水銀灯からLEDに変えたため、桜の花が一段と美しく彩られています。
ライトアップされた大平桜を見ようという人たちや、写真におさめようと駆け付けたカメラマンの姿も一段と多く、皆、満足そうな様子で楽しんでいました。

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《大平桜は、所有者である大平家(上写真)の祖先が、馬をつなぐために植えたものだと伝えられています。》

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《今年は、近年にない見事なまでの鮮やかな花を古木いっぱいに咲かせたようです》

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《根元周囲6メートル近い大木は、かつて幹枝が11本ありましたが、火事や台風などの被害で、現在は4本が残っています》

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《県内外からの見物客やカメラマンたち。大平桜の前は、大混雑です》

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《エドヒガンザクラと山桜の特色が混ざった、白色の美しい桜です》

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《ライトアップをLEDに変えたため、より一層豪華な雪の小山が出現しました》

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《夜桜の魅力に酔いしれた見物客たちで、夜10時ごろまで賑わいました》

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《3月31日は、満月でした》

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《広場では、夕方ごろから数組のグループの酒盛りが始まりました》

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《アングルを変えながらライトアップされた姿を楽しみました。感動一杯!》

(写真提供全て・フォトクラブ高津川21)