fc2ブログ

大イチョウは私たちの宝物!~双葉保育所(吉賀町樋口)の大イチョウ~

DSC_9674.jpg
大きさ、色、形はまさに西石見ナンバーワンです。樹齢80年、樹高25メートルの大イチョウ。

黄葉の大イチョウの木を求めて、11月18日より西石見地域を調査していたところ、11月21日の午後、吉賀町蔵木・樋口にある双葉保育所(児童数72名)で、見事な大イチョウに出会うことができました。これまでにない美しい形、美しい色彩、樹高(25メートル)、そして周囲の環境、どれをとっても西石見地域で最高のイチョウの木です。この木と出会えたことは本当に幸運なことでした。

11月22日に取材の許可をいただき、双葉保育所の児童らが大イチョウと遊ぶ姿を撮影できました。児童たちが本当に楽しく元気いっぱいに遊んでいる姿は、素晴らしい光景となりました。快く取材の協力をしてくださった双葉保育所の皆様に感謝申し上げます。

DSC_9740.jpg
蔵木小学校から車でしばらく進むと左の方向に大イチョウの木と社会福祉法人吉賀町・双葉保育所が見えてきます。

DSC_9433.jpg
園の方にお話しを伺うと、今年は特に色が美しいとのことでした。その美しさに私たちもびっくり!

DSC_9446.jpg
すでに黄色い葉がたくさん落ちて黄色いジュータンの様相。素晴らしい光景です。

DSC_9627.jpg
元気いっぱいの児童たち。

DSC_9669.jpg
大イチョウの下で楽しく遊ぶ双葉保育所の児童たち。

DSC_9566.jpg
イチョウの葉をかき集める児童。

DSC_9609.jpg
イチョウがまるで宝物のようです。

DSC_9554.jpg
園庭は黄色いイチョウの葉でいっぱい!

DSC_9585.jpg
イチョウの葉を布団のようにかけて遊ぶ児童のみなさん。

DSC_9715.jpg
元気いっぱいに全員で遊びます。

DSC_9552.jpg
児童たちがイチョウと楽しく遊ぶ姿をみていると、私たちも嬉しくなりました!

(掲載文章・写真すべて フォトクラブ高津川21 会長 吉﨑佳慶)
スポンサーサイト



西石見の紅葉名所の代表格・堀庭園(国指定名勝・津和野町)を訪ねて

DSC_9205.jpg
美しい堀庭園の風景

県内外の観光客から圧倒的な好評を得ている紅葉を鑑賞するため、中国地方や九州地方など各地から多くの人たちが奥津和野にある堀庭園をマイカーで訪れています。中には、鹿児島県から来たという観光客の姿もみえました。
堀庭園の紅葉の見ごろは、11月20日頃まで。今年は例年より1週間ほど早くから紅葉をはじめました。
天候の良さや、マスコミの報道、ホームページなどによる周知が進んでいることもあり、取材を行った11月9日だけでも500台以上の自家用車が現地を訪れたようです。
観光客からは「今年の紅葉はすごいね」「素晴らしいね」という声が多く聞かれましたが、今回撮影してきた写真を見ていただくとわかるとおり、今年の紅葉は大変色が美しく、取材をした私たちも納得の声でした。
今回、堀庭園の紅葉と合わせて、堀庭園のある堀家から1.5キロメートルほど離れた山下川尻集落にある樹齢120年のイロハモミジも取材してきました。私自身、初めて訪れましたが、これぞ、知る人ぞ知る名木といった姿に感動しました。
この季節限定の美しい景色を、ぜひご覧ください!

DSC_9171.jpg
午前10時頃から次々と観光客が詰めかけていました。

DH000030_202211141652122b0.jpg
多くの人たちが美しい庭園と紅葉を楽しんでいました。

DSC_9201.jpg
この見事な楓は京都産の名木。木々の管理も大変とのことです。

DSC_9224.jpg
つわぶきの花が池の鯉とともに紅葉を引き立てていました。

DSC_9185.jpg
客殿「楽山荘」が庭園の中心的な存在です。

DSC_9174.jpg
庭の中は自由に歩くことができます。観光客も様々なアングルで紅葉の景色を撮影されていて、皆さん満足そうでした。

DSC_9242.jpg
客殿2階からの展望も素晴らしいです。

DSC_9194.jpg
家族連れやカメラマンの姿が多いです。圧倒的に県外から訪れた観光客の皆様です。

DH000032(13).jpg
屋敷の裏山も数々の楓が植栽されています。蔵の白壁とのコントラストが美しいです。

DSC_9253.jpg
堀庭園からおよそ1.5キロメートル離れた川尻集落には、樹齢120年のイロハモミジの名木があります。
ここ最近、特に注目されていますので、今回取材に訪れました。

DSC_9255.jpg
イロハモミジの所有者は、桑原千歳(ちとせ)さん。明治初期に植えられたというこの木は、樹高・枝張りが25メートルの巨木です。

DSC_9260_202211141654022f4.jpg
この美しいモミジは、20年前から県内外の写真家からの定評があるそうです。
皆様におすすめの名木です!

(掲載文章・写真すべて フォトクラブ高津川21 会長 吉﨑佳慶)

旅するチョウ・アサギマダラが津和野へ今年も飛来!

DSC_8824.jpg

10月初旬より、津和野町中座にあるフジバカマの花畑に飛来したアサギマダラが群舞しています。現地では、この様子を知った多くの見物客で連日にぎわっています。
アサギマダラは、薄い青緑色に黒い模様があるはねを持つアサギマダラは4~6センチの大きさのチョウです。
今回ご紹介する飛来地は、町内在住のYさんが20アール(2,000㎡)の広さの耕作放棄地を借り、2年前からフジバカマの花を植栽してきた花畑です。昨年は、この花畑に数百匹のチョウが飛来してきたとのことです。
ちなみにYさんは、越冬のために数百キロ以上もの長距離を移動する「渡り」の謎を解明する「アサギマダラの会」に入会しており、全国の仲間と情報共有しているそうです。

DSC_8761.jpg
フジバカマの花畑。20アールといえば、かなり広大な花畑です。

DSC_8838.jpg
連日、多くの人が訪れてきます。

DSC_8774.jpg
アサギマダラ以外にも多くのチョウが飛来してきます。チョウたちにとってフジバカマは大切な花です。

DSC_8819.jpg
午前10時ごろから、アサギマダラが茂みの中から出てきて、盛んにフジバカマの花蜜を食します。

DSC_8809.jpg
撮影者(吉﨑)は、初めて生きているアサギマダラを見ました。とても感動しました!

DSC_8813.jpg
はねをいっぱいに広げたアサギマダラ。アサギとは、浅葱色(淡い水色)のことを言います。

(掲載文章・写真すべて フォトクラブ高津川21 会長 吉﨑佳慶)

美しく咲き誇るヒガンバナ~9/17~9/24・東仙道地区~

DSC_3570.jpg
ナガサキアゲハと赤いヒガンバナは大変よく似合います。

益田市東仙道地区を流れる益田川沿いに500メートル以上にわたってヒガンバナが今年も鮮やかに咲き誇りました。
赤色のほかにも白やオレンジ、ピンク色の花も混じっています。
同地区では、開花シーズンの直前に住民総出で草刈りを行うことで毎年美しいヒガンバナを咲かせ、多くのヒガンバナ愛好家を喜ばせています。恒例となったヒガンバナのライトアップは今年も行われ、昼間とは違った景色をみることもできます。
今回の撮影では、花に集まるチョウなどの姿も撮影することが出来ました。
どうぞ、ご覧ください。

DSC_8325.jpg
突然変異の白いヒガンバナが年々増加してきました。白の花も良いですね。

DSC_8404.jpg
珍しいヤマキチョウ。実に美しいです。

DSC_8328.jpg
園芸種のピンク色のヒガンバナの姿はひと際目立っていました。一番人気の色のヒガンバナです。

DSC_8411.jpg
川の水面のきらめきに映えるヒガンバナは大変芸術的でした。

DSC_8497.jpg
ほかの地区ではほとんど見ることが無いナガサキアゲハですが、東仙道地区では毎年みられます。

DSC_3495.jpg
アキアカネ(アカトンボ)とヒガンバナと背景のグリーン色の取り合わせがとても素敵でした。

DSC_3516.jpg
ヒガンバナと言えば、真っ先にイメージされる真っ赤なヒガンバナ。

DSC_3502.jpg
白と赤のヒガンバナが並ぶ姿は、大変美しかったです。

DSC_3518.jpg
ヒガンバナと川の流れを見ていると、楽しく嬉しい気持ちにしてくれました。

DSC_8480.jpg
200メートルにわたってライトアップ用のライトの設営を行います。

DSC_8433.jpg
本当に大変な労力によってつくられた風景。本当にありがとうございます。

(掲載文章・写真すべて フォトクラブ高津川21 会長 吉﨑佳慶)

豊作の願いと感謝「藁蛇神事」~益田市匹見町石谷の田原大元神社~

DSC_7978.jpg
藁蛇(わらへび)

新型コロナウイルス禍が続く8月28日(日)、益田市匹見町石谷の大元神社において、隣接する日原地区より1881年(明治14年)から伝えられたとされる神事が今年も無事に執り行われました。
水神の化身とされる長さ8メートルの藁蛇は、社殿裏山のご神木(古椿)に巻き付けられ、神職が祝詞を奏上。五穀豊穣の願いと感謝の意をあらわしました。
この貴重で珍しい神事は、益田市の無形民俗文化財として今日まで引き継がれています。
神事を執り行うにあたり、地元在住と地域出身の8名の方が、前日27日から神社近くにある民家の納屋で準備を整えました。
お話を伺うと、「これからもしっかりと引き継いでいきたい」との言葉をもらいました。

DSC_7988.jpg
益田市匹見町石谷にある田原大元神社。右奥にご神木があります。

DSC_7961.jpg
藁蛇神事について解説した案内板が設置されています。

DSC_7967.jpg
社殿裏山にあるご神木に巻かれた8メートルの藁蛇。

DSC_7986.jpg
藁蛇の頭と反対にある尻尾の部分。

DSC_7992.jpg
社殿とご神木が中央に位置する左右には川が流れています。

DSC_7994.jpg
神社近くの民家と納屋。この民家の裏手に大元神社があります。

(掲載文章・写真すべて フォトクラブ高津川21 会長 吉﨑佳慶)