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孤展“夢追いかけ”~川登芸術村~

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コロナ禍は一年を経て今年も相変わらず猛威をふるって世界中の人々を恐怖の底に陥れています。コロナと冬の寒さもあり、多くの方々が家に閉じこもってしまう頃、力強く展覧会を開いて積極的に夢を追いかける作家に出会いました。
1月下旬、展覧会の会場となった川登芸術村(益田市川登町)を訪れて取材をしたところ、芸術村と夢追い作家の熱気に圧倒されました。今回のキラリ!石見の光と風は、川登芸術村と“孤展”と銘打った展覧会の様子をご紹介します。

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川登芸術村に向かう道中、益田市西部地域にある白上川(高津川水系)の上流域。
山口県に隣接した、自然豊かな農村地域です。

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川登芸術村は、この看板が見えたら美濃地方面に曲がり、約100メートルの場所にあります。

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川登芸術村、正面の外観。旧川登保育園を活用して、2018年に開村しました。
気軽にアートに触れる場所として近年人気上昇中で、週末は家族連れの姿で賑わいます。

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開村当初より毎月発行している“川登芸術村新聞”。
落語家や、ギタリスト、ピアニストなどの音楽家、絵画等、ジャンルを超えた一流のアーティストを招いた様々な企画が年間を通じて開催されています。

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今回開催されていたマルチアーティスト我儘作家・瀧川純一さんの“孤展”は人気を呼んで、多くの来村者の姿がありました。
瀧川さんは「夢おいかけ」をテーマに、ユニークな絵画や写真、書などを会場いっぱいに展示。
小学校当時を知る人からは、幼少時より色々な才能を発揮し、成人後は教員になったそうで、教員を定年退職後はマルチアーティストとして各地域で盛んに“孤展”と銘打った展覧会を開催。川登芸術村での展示は初めてとのことで、今後、同地でまた開催する予定もあるそうです。

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来村者に親しく作品解説を行う瀧川純一さん。

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展示には、来村者が楽しめるよう様々な趣向が凝らされていました。

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大きな作品や小さな額縁に収められた作品など、バラエティに富んだ展示が人の目をひきます。

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写真作品その1
島根県総合美術展(県展)などで入賞、入選多数の腕前です。

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写真作品その2

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写真作品その3

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写真作品その4

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絵画作品

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絵画作品と瀧川さん本人の言葉を収めた額が並びます。

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館内にあるカフェには、多くのメニューが用意されています。
アーティストと来村者の会話も弾みます。

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“孤展”の副題として書かれた言葉。
「夢をおいかける人がいて村は輝く」
素晴らしい言葉だと思いました!

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近くを流れる白上川は、一年を通じて豊かな自然を演出します。
ウォーキングにも最適なロケーションで、夏には蛍の乱舞を見ることもできます。

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3月下旬には、ピアニストを招いたイベントが開催されます。

川登芸術村と開催されているイベントについては、川登芸術村の公式ホームページをご覧ください。
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◎ 川登芸術村公式HP: http://monk-ey.com/
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(掲載文章・写真すべて フォトクラブ高津川21 会長 吉﨑)
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名勝・堀庭園“秋の紅葉の里ライトアップ”を追って!

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11月も10日を迎えて、堀庭園周辺の紅葉の色づきも一段と進行する頃、日中の観光客の数は例年より多く、なかには関西地方などの遠方から訪れるグループも増加しているようです。
前回ご紹介した名勝・堀庭園(島根県鹿足郡津和野町)では数年前より、10月末~11月3日までの4日間、「夜間特別公開」を開催し、大変好評を博しています。これに加え、今から3年前となる平成30年からは、11月4日~11月30日の期間、旧堀家前にある県道の約200mにわたり、午後10時までライトアップが行われています。
今回のキラリ!石見の光と風では、300年の時をつむぐ紅葉に映える天領の里が幻想的に演出される人気上昇中の企画、“秋の紅葉の里のライトアップ”の風景をお届けします。

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10月30日~11月3日に特別公開された「楽山荘庭園」を観に、県外からも多数の観光客が訪れ、大好評でした。

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楽山荘と客殿の光景は大変美しいです。撮影したフォトクラブ高津川21の吉﨑会長も、思わず感激したとのこと。

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道路から見る客殿と紅葉の姿が印象的です。

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やや青葉がまじった紅葉のグラデーションが美しいです。撮影した11月3日も多くの観光客でにぎわっていました。

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庭園内の池に映し出された光景。水面がまるで鏡のようです!

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旧堀家の主屋。ライトアップで浮かび上がる姿は、美しさと同時に威厳のようなものも感じます。

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旧堀家一帯がライトアップにより“紅葉に映える天領の里”の姿を見せてくれます。とても幻想的な風景です。

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楽山荘庭園のライトアップは道路からも見ることができます。ライトアップで、紅葉の美しさが一段と引き立ちます!

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昼に見る美しさとは全く違う夜のライトアップされた景色は、見る人の感動を誘います。

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ライトアップされた旧堀家・主屋の堂々とした姿に感動!

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和楽園。池に映し出された姿。

(写真提供全て・フォトクラブ高津川21/掲載写真の撮影日:2020年11月3日および11月10日)

四季を通じて、心温まる風情が漂う秋の人気スポット~奥津和野・畑迫(はたがさこ)~

「堀庭園(実業家・堀氏の庭園)」、「医食の学び舎(旧畑迫病院)」、「里山(蛍とアジサイの里)」などがそろう、奥津和野・畑迫。今回は、特に「医食の学び舎」を中心に、新型コロナ禍における秋の人気スポットとして地域の魅力をご紹介します。

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国指定名勝・旧堀氏の庭園は、県内はもちろんのこと、最近では全国的にも風情あふれる庭園として人気が高まり、地域の活性化も進んでいます。平成17年(2005)、隣接する旧畑迫病院(昭和59年に閉院)が、堀氏庭園の一部として文化財に指定されました。さらに、平成28年(2016)11月には旧畑迫病院を展示館と、レストランを中心とした「医食の学び舎」として開館しました。こうして奥津和野・畑迫地域は、公民館などの活発な地域づくり活動との相乗効果もあり、より一層、心温まる風情を漂わせ、注目を集めてきているように感じます。

「医食の学び舎」ホームページ: http://tsuwano-bunka.net/ishokunomanabiya/

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交通アクセス

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畑迫病院を創設した堀禮造は、畑迫の地に代々栄えた堀家の15代当主。明治8年には、「中国の銅山王」と呼ばれています。

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新館が竣工した大正6年から昭和初期頃の畑迫病院の様子を復元した模型。鉱山労働者や地域住民に対して、安価に医療を提供するために設立された私立病院です。

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レントゲン室。大正時代には、手術室、外科室、検査室、診察室はもちろんのこと、すでにレントゲン室まで完備していました。

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修復・復元された旧畑迫病院は、平成28年(2016)に完成しました。旧畑迫病院の展示資料館として開館したほか、「医食の学び舎」としても積極的な活用がスタートし、大変好評を博しています。様々な情報が掲載された「たより」を、年4回発行しています。

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「医食の学び舎」としての企画展が、年間を通して数回開催されています。
※これからのスケジュール等、詳しくは、冒頭に記載のホームページをご覧ください。

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ギャラリールームの展示室。自由展示を一般の方などから募集して開催しています。
10月25日(日)までは、「畑迫のホタル展」。その後、11月30日(月)までは、絵手紙作品の展示を予定しています。

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レストラン&カフェ糧(かて)。医食の学び舎で最も人気のあるコーナーです。山口県周南市など、遠方からも多数のリピーターが来店しています。

糧(レストラン、カフェ、本屋・物販)
定休日: 月曜日~水曜日
営業時間:
レストラン 11:00~14:00(ラストオーダー13:30)
カフェ 11:00~16:00
本屋・物販 10:00~17:00  ※平日は各コーナー共、11:00~14:00までの営業
電話: 0856-72-0339
HP: http://72recipes.jp/

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地元で採れた季節の野菜を中心にしたメニューが並ぶ、糧の料理。レストランやカフェとしての飲食だけではなく、調味料や書籍などの販売も行っています。また、学びのワークショップとして、味噌づくりなども開催しています。

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堀庭園(楽山荘庭園)。風情ある紅葉をお楽しみください。(駐車場完備)

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堀家屋敷と背景の紅葉した山々とのコントラストは、他所では見ることができない絶景です!

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毎年、多数の観光客が鑑賞に訪れる秋の紅葉ライトアップ。今年は、以下の日程で開催予定です。マスクを用意して、ぜひお楽しみください!

秋の紅葉ライトアップ: 2020年11月1日(日)~11月3日(火) 日没~21時まで

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国名勝・堀庭園と、旧畑迫病院 展示室の両館が鑑賞できる共通入館券。
料金は、以下のとおりです。

一般/600円
中高生/400円
小学生/250円
小学生未満無料  ※20名以上の場合は団体割引あり。

(写真提供全て・フォトクラブ高津川21)

豊岡からはるばるようこそ!~日本の特別天然記念物・コウノトリを歓迎します~

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今年の8月20日、島根県の稀少野生動植物保護従事者もされているフォトクラブ高津川21の吉﨑会長の元に、益田市馬谷町在住の方からコウノトリらしき鳥が水田にいるとの連絡が入りました。連絡を受けた吉﨑会長は、500mmの望遠レンズを持って現場へ急行し、今回ご紹介する写真を撮影してきました。

コウノトリについて、国内では昭和46年に絶滅したため、兵庫県に県立コウノトリ保護増殖センターが設立され、人工飼育が行われています。兵庫県立コウノトリの郷公園によると、今回益田にやって来たコウノトリの左右の足につけられていた足輪などから、今年の6月20日ごろに兵庫県朝来市の野外で生まれ巣立ちした50数羽のうちの雄1羽ではないかということが判明しました。

写真におさめられたコウノトリは、8月20日から21日にかけて馬谷地区に滞在し、その後、さらにエサが豊富な波田地区へと移動して、8月27日現在も波田地区でその姿を確認されています。地域の方々は、コウノトリに刺激を与えないよう、そっと見守っていきましょうと頑張っているそうです。

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8月20日から21日にかけ、コウノトリが悠々と過ごした馬谷地区。
この場所は、コウノトリにとって、さぞかしお気に入りの場所だったことでしょう。

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幼鳥とはいえ、両翼を広げると約2メートルの大きさになります。
翼を広げて飛ぶ姿は、大変美しいです。

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コウノトリは、水田や小川、湿地が多い場所が大好きです。
緑の水田と白いコウノトリのコントラストが素晴らしい!

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湿地には、コウノトリの好物のミミズなどが多く生息しています。
この写真の撮影時には、エサを求めて1時間くらい徘徊していました。

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しばらくすると、突然、ヘビをくわえて水田から出てきました。
すごい食欲!

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撮影のため、コウノトリを観察していた吉﨑会長は、幼鳥とは思えないほどのたくましさに感心したそうです。

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電柱の上に、独特のスタイルで立つコウノトリ。好物のエサを食べて、しばしの休憩でしょうか。
ピンク色の足も美しいです。

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この地域は、湿地や小川なども多く、コウノトリにとって大変よいエサ場となります。

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馬谷地区で過ごしたコウノトリは、8月22日ごろより、お隣にある波田地区でたくましく過ごしているようです。

(写真提供全て・フォトクラブ高津川21)

ほたるとあじさいの里~奥津和野・畑迫(はたがさこ)~

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津和野町中心部から約10km上流の畑迫(はたがさこ)地区は、元銅山の天領差配家であった旧堀氏の庭園(国指定名勝、紅葉の景色が高い定評を持っています)を中心とした里づくりに地域住民も立ち上がり、様々な企画で盛り上がっています。
最近では、県内有数の源氏蛍の生息地であることを活かすため、4,000本のあじさいの植栽を全地区で行い、平成22年からは「畑迫ほたるとあじさい祭」(毎年6月上旬~7月上旬)を開催。今年は10年目を迎えます。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点より、2020年の開催は中止となりました。

今回の「キラリ!石見の光と風」では、毎年大変人気の高い「ほたるとあじさいの里」の実情をご紹介します。
取材にあたっては、フォトクラブ高津川21の吉﨑会長が6月中旬より1週間ほど行いましたが、畑迫公民館様のご協力に感謝しておりますとの事でした。

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4kmにわたる「アジサイロード」は、西日本最大級のひとつです。
約2,000本のあじさいが一斉に咲き誇っています。(6月20日撮影)

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上横瀬橋(別名ほたる橋)は、川筋にある10本の橋の中で最も蛍の生息が多く、観光客の数もいちばん多いスポットです。
2013年の記録的豪雨災害から8年目を迎えますが、残念ながら現在も災害以前のような数の蛍は見られません。

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地域住民の方の熱心な取り組みで、毎年、美しいあじさいの姿を観ることが出来ます。

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上の写真は、記録的な豪雨災害(平成25年7月28日)の一ヶ月半ほど前の6月10日に撮影されたものです。
大量の蛍が乱舞する景色に、東京から訪れたという観光客も大喜びでした。

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あじさいは、畑迫地区の車道沿いに整然と植栽されていて、多くの人たちの目を楽しませてくれます。

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源氏蛍の乱舞の様子。この写真は、ポスターとしても採用されました。

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「ほたるとあじさい祭」の期間中は、県内外からの観光客で賑わいます。

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上横瀬橋より2.5kmほど上流にある大奈良橋付近にも、多数の源氏蛍が生息しています。
現在は、畑迫地区の中心的な蛍鑑賞スポットになっています。

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蛍とあじさいの組み合わせが評判を呼んで、多くの観光客を惹きつけています。

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新スポット・大奈良橋の上から撮影した蛍の乱舞。かなり多く生息しているようです。

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地域の各自治会が協力しあい、今回ご紹介している美しい景色を維持しています。
下高野地区では、特に多くのあじさいが咲き誇っています。

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大奈良橋付近の農家の周りや水田にも蛍の乱舞が見られます。

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地域の民家とよくマッチしたあじさいの風景は、どこか懐かしさを感じさせてくれます。

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大奈良橋から200m上流で撮影した風景。
空と川が前面に広がり、面白い鑑賞スポットです。

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大奈良橋から200m上流で撮影した風景その2。
今後、期待が持てる楽しみな場所です。

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堀家の住宅とあじさいの組み合わせが美しいです。

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水田のそばにもたくさんのあじさいが植栽されています。

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今年は、記録的な豪雨災害から8年目を迎えました。
フォトクラブ高津川21の吉﨑会長は、災害以降、毎年同時期に蛍の生息状況を調査しています。
2020年7月現在、災害以前の30%ほどの数の蛍が回復しているが、楽観視はできないとの事でした。

(写真提供全て・フォトクラブ高津川21)