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薫風を泳ぐこいのぼりの絶景~江津・益田・津和野~

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5月5日は端午の節句の日。子どもの人格を重んじ、その幸福を願う日です。
厳しい低温と積雪に悩まされた冬が去り、今年は春が短く、一気に早い初夏を迎えました。石見地方の各地でも、4月下旬から5月5日にかけ薫風が吹きしきり、鯉のぼり・新緑・さまざまな花の開花が満喫できるシーズンとなりました。

今回、江津市川戸、益田市の県立万葉公園や匹見川の白岩地区、津和野の県立公園・青野山、旧左鐙小学校の広場の鯉のぼりの様子をご紹介します。

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津和野町耕田の麓耕(ろくごう)地区は、青野山と共に島根県立公園です。
100匹の鯉のぼりが、青野山や農家の鯉のぼりと融和して絶景を演出しています。

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近くには県有数の茶園が多くあります。
そのひとつ秀翠園では、八十八夜(5/2)に新茶摘みツアーが開催され、県内外から多くの人が集まりました。

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青野山、100匹の鯉のぼり、青い空、ツツジ、茶畑、そして、赤い石州瓦のコントラストは、1枚の絵になります。

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棚田の上空を、薫風にのって心地よさそうに泳ぐ鯉のぼりたち。

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水が張られた田に映る鯉のぼりの光景は圧巻です。

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2年前に廃校となった左鐙小学校の跡地は、貴重な地域のセンターとして活用されています。

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週末の土曜日、日曜日には、多くの親子が集まり、センターの広場は活気がみなぎります。

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美しい芝生の上に映し出された、元気に泳ぐ鯉のぼりのシルエット。

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県立万葉公園の上空を泳ぐ100匹の鯉のぼり。「天空の鯉のぼり」として評判です。

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万葉公園を訪れた保育園児たちの嬉しそうな光景に心が踊ります。

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高津川水系の匹見川(白岩地区)。
日本一の清流を泳ぐ鯉のぼりに癒やされます。

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中国太郎の異名をもつ江の川。
桜江町川戸地区では、2本のワイヤーロープが張られ、80~100匹の鯉のぼりが泳ぐ豪快な光景が広がります。

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「えんこう祭」は、川戸地区に500有余年つづく祭。
毎年5月5日の端午の節句に行われる水神祭です。
※ちなみに、「えんこう」とは河童の事です。

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「えんこう祭」神事は、多くの地区の親子などが神社に集まって開催されます。
当日は、子ども神輿が町内を練り歩きます。

(写真提供全て・フォトクラブ高津川21)

雪の小山を見るような大平桜に感動!

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《今年の「大平桜まつり」のポスター。まつりの当日まで散らないで欲しいですね!》

国の天然記念物に指定されている浜田市三隅町矢原の「三隅大平桜」が、例年より1週間ほど早い3月30日に満開を迎えました。
大平桜は、エドヒガンザクラと山桜の特徴が混じった、大変貴重な品種です。推定樹齢は690年。根元周囲5.38メートル、樹高17.0メートルという巨木です。花は白色で、満開時には枝ぶりの雄大さから、あたかも雪の小山を思い起こさせます。

今年は、夜間のライトアップに使う光源を、水銀灯からLEDに変えたため、桜の花が一段と美しく彩られています。
ライトアップされた大平桜を見ようという人たちや、写真におさめようと駆け付けたカメラマンの姿も一段と多く、皆、満足そうな様子で楽しんでいました。

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《大平桜は、所有者である大平家(上写真)の祖先が、馬をつなぐために植えたものだと伝えられています。》

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《今年は、近年にない見事なまでの鮮やかな花を古木いっぱいに咲かせたようです》

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《根元周囲6メートル近い大木は、かつて幹枝が11本ありましたが、火事や台風などの被害で、現在は4本が残っています》

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《県内外からの見物客やカメラマンたち。大平桜の前は、大混雑です》

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《エドヒガンザクラと山桜の特色が混ざった、白色の美しい桜です》

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《ライトアップをLEDに変えたため、より一層豪華な雪の小山が出現しました》

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《夜桜の魅力に酔いしれた見物客たちで、夜10時ごろまで賑わいました》

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《3月31日は、満月でした》

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《広場では、夕方ごろから数組のグループの酒盛りが始まりました》

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《アングルを変えながらライトアップされた姿を楽しみました。感動一杯!》

(写真提供全て・フォトクラブ高津川21)

雪化粧した名所の幽景を追って~益田市・津和野町~

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《飯田橋雪景》
益田地方で最も美しい吊り橋のひとつです。

益田地方の市街地は、同じ日本海に面した県の東部や山間部に比較して、例年、積雪量は極めて少ないです。
しかし、今年の冬は、全国的にも数十年ぶりの大雪に見舞われています。
益田地方の市街地にも、10~20cmの積雪があった日が数回ありました。
今回の「キラリ!石見の光と風」は、雪舟庭園などの地域を代表する名所が雪化粧した姿を収めた写真をご紹介します。

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《高津川雪景》
高津川は、水質の高さとアユの天然遡上が全国的に有名な清流のひとつです。

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《柿本(人麿)神社の中門》
益田は、万葉歌人・柿本人麿の終焉地と言われています。

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《万福寺本堂(国重文)》
本堂裏手にある雪舟庭園が有名です。

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《雪舟像と本堂》

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《雪舟庭園》
水墨画を彷彿とされる幽景美を見せる、寺院様式の庭園です。

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《医光寺の門》
元・益田城の門を移築したもので、県の重要文化財に指定されています。

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《雪舟庭園(国史跡)》
鶴池と亀島を基調として築庭された武家様式の庭です。

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《亀島の幽景美》

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《天空の津和野城跡の雪景》
山城として国の重要文化財に指定されています。

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《津和野・太皷谷稲成神社》
日本五大稲荷神社のひとつ。全国で唯一“稲成”と表記する稲荷神社です。

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《太皷谷稲成神社本殿の美しい雪化粧》

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《休火山・青野山の雪化粧》

(写真提供全て・フォトクラブ高津川21)

浜田市の二ノ滝で僧侶ら滝行!

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下帯姿で冷水に激しく打ちつけられながらの滝行

今年の元旦も暖かい日に恵まれました。しかし、例年「小寒」にあたる1月5日頃より寒さが一段と厳しくなります。
今や石見地方の冬の風物詩として定着した浜田市の龍泉寺の滝行が、浜田市三階町の三階山にある高さ15メートルの二ノ滝で1月5日に行われました。笹部一真住職(60歳)のほか若手僧侶、一般市民や県内外のカメラマンなど約30名が見守る中で、今年一年の無病息災と五穀豊穣など祈願しました。ちなみに、当日の最高気温は平年より1.3度低い、8.7度でした。

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滝行は午前10時30分より、祈願堂での仏事からスタートします。

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午前11時頃より、いよいよ滝行へ。
日蓮宗・龍泉寺の住職ら10名によるお経の唱和が谷に響き渡ります。

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檀家らも滝行が終了するまで「南無妙法蓮華経」を繰り返し唱え、気持ちを引き締めます。

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二ノ滝からの冷水が激しく岩を打ち付けます。

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いよいよ滝行へ。10人が臨みます。

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《滝行(1)》
滝に打たれながら、一心不乱にお経を唱える若い僧侶。

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《滝行(2)》

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《滝行(3)》
今年初めて参加した一般市民の方の不安げな様子…

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《滝行(4)》
大学受験に備えて初参加した青年は、住職(左)と一緒に滝行を行いました。
冷え切った身体を拭きながら、ホッとした瞬間です。

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滝行が終わり、感謝のお経が唱えられて、無事終了となります。

(写真提供全て・フォトクラブ高津川21)

さようなら銀河鉄道!ラストラン 三江線 ~島根県邑南町にて~

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地上から約20メートルにホームがある「天空の駅」として全国的に知られているJR三江線(広島県三次市から島根県江津市間を流れる江ノ川沿いの鉄道)。停車駅のひとつ、宇津井駅(島根県邑南町)一帯の集落(人口約140人)では、8年前よりイベント(INAKAイルミと銀河鉄道)による活性化に向けた取り組みを続けて来ましたが、残念ながら2018年3月で三江線は廃線になることが決定しました。今年で見納めとなるイベントには、11月25日(土)、26日(日)の2日間で全国から約2万人のカメラマンや見物客が訪れ、列車と光の競演の最後を見届けました。今回は、名残惜しい数々の光景をご紹介します。

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満員の乗客を乗せて江ノ川第三橋梁を渡る列車(三次発・二両編成)。
まもなくトンネルを抜けて宇津井駅に到着します。(11/25 AM11:07頃撮影)

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午後4時からスタートするINAKAイルミや、午後6時から始まる橋脚へのライトアップの準備が早朝から行われていました。
(宇津井駅から撮影)

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地上から約20メートルにある「天空の駅」宇津井駅は、ファンの間で全国的に知られています。

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2018年3月の廃線を控え、最近は連日ほぼ満員の乗客で溢れているそうです。

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11月25日、26日の両日、イルミネーションと列車の競演があるということで、全国から詰め掛けたカメラマンが早朝から場所取りをしていました。

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イルミネーションの点灯が始まった午後6時。空の残光のブルーと橋脚のブルーが美しく幻想的に輝いていました。

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田んぼの中に出現した光る巨大ドームの前で、思い思いのポーズをつけて歩く子どもたちの姿が幻想的な光景をいっそう引き立てます。

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午後6時15分、三次発の列車が宇津井駅のホームに到着。
もう二度と見られない光と列車の競演に、ため息とカメラのシャッター音が一斉に響きます。

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15人の“イルミマン”が大活躍!2日間、お疲れ様でした。

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遠くは関東方面や九州からも訪れていたカメラマンたちが、最後の姿を撮り納めました。

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廃線後も、銀河鉄道・三江線のことは語り伝えられていくでしょう。

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午後8時41分、江津駅から宇津井駅に到着した最終列車が出発。
イルミマンも手を振って別れを惜しみます。

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イルミ会場に設置された大行灯。「三江線ありがとう」の文字が印象的でした。

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人口約140人の宇津井集落に、2日間で約2万人もの見物客が押し寄せました。

(写真提供全て・フォトクラブ高津川21)